南の秋刀魚

では、早速状態をみることに。
まずは、死んでると思われる右のピストン＆シリンダーから。
簡易的にだけどね。
チャンバー外して、フランジも外し、排気ポートから中を覗く。
すると・・・



うぎゃーーー！！！見えるかな？
ピストン溶けてます。
この状態だと、シリンダーヘッドは使用不能かな。
シリンダーにもキズ入ってる感じだし。
すぐに某オクでエンジン発注しなければ・・・

左ピストンは縦にスジは入ってるものの、まだ大丈夫そう。
しっかしまー、よく通勤に使ってて止まらなかったものだ
さすが１KTエンジン、丈夫だな。

最初聞いたら片肺だが、走ってるってんで
ピストンリング交換くらいでなんとかなるかな？
と、思ってたんだが甘かったです。


さて、こうなった原因だが・・・
ピストン溶けるってことは、異常な燃焼で高温になる
デトネーションが起きたってことで
圧縮が高すぎたり混合気が薄すぎたってこと。
チャンバーを入れてるので、セッティングが薄かったのか？
とキャブ回りを観察すると



ははぁ～、これだな。
インシュレーターが劣化して、ヒビ割れている。
ここから2次エアを吸ってる可能性大です。
特に右がヒドイ。きっとこれでしょう。

今回のメニュー。
まずは腰上全とっかえ。
もちろん、入手するエンジンのシリンダーや
ピストンが生きてるってのが大前提ですけど。
その際、ピストンリング、ピストンピン、スモールエンドベアリング
さらにはYPVSも清掃及び、シール類の新品交換。
インシュレーターも新品に、あとは腰下も点検して
クランクの両端のシールが抜けてるようなら
クランクケースも割らないといかんな。
ついでにキャブもOHかな。

うーん、一週間で終るかな？・・・（汗